狂暴な音楽   A Violent Music

 1)狂暴な街 / A Violent City

 2)地に足 / Feet on the Ground

 3)狂暴な宴 / A Violent Perty (including op.2 "SadDali" mov#4)

 4)狂暴な砦 / A Violent Fort

 5)ひぐらし野郎 / A Man of Hand to Mouth

 6)CreepFunk / Creep Funk

 7)狂暴な悪夢  / A Violent Nightmare


1997年作 Freiheit FHBK-97002

 

 フランスの「ムゼア」が独自に販売していた本CDは、マスターテープごと向こうへ送り向こうの人たちが勝手気ままに処理したもので、当然日本版とはミックスが違う。どのくらい違うかというと、標準的な家庭用オーディオセットでは再生不可能な程の強烈なコンプが掛かっているのだ! 日本版もかなりのものだったけど向こうのはケタ違い!再生するとユサユサとコーン紙が揺れる。まるでスピーカーが扇風機の代りになるくらい...。向こうの人たちってどういうオーディオセットで聞いているんだろう...。

 5)ひぐらし野郎のボーカルイメージは”ゴッドねーちゃん”和田アキ子氏がモデルだった。そのパンチの効いた息遣いはこのリズム感にぴったりだったのだが、そんなビッグネームをスタジオに呼ぶ予算や手立ては、当然ないよね...。私はよく仮想的にボーカルイメージを立てて曲を作る。例えば1stアルバムの「ひとりごと」では、かの忌野清志郎氏が、五蘊の「21世紀のアフリカ」はザッパの所にいたアイク・ウィリスが、「クロマティ高校OST-2」の中の「ミミズ」はショートディレイをかけたジョン・レノンがそのモデルだった。

 このジャケットを書いてくれたのは、私の古くからの知り合いのCMディレクター佐藤裕亮氏から紹介された小木曽至氏だ。原画は隅々まで精密に描写された内蔵のようなぐにゅぐにゅした世界をモチーフにしている。「料理長」と題されたその絵は連作で、全部で10枚近くあったと思う。その中でも特に迫力があったのがこの作品だが、私としては四隅を無造作に白く塗りつぶしたジャケットの処理に関しては納得がいかなかった記憶がある。せっかくの絵を潰さなくても良かったんじゃないかなあ...。

 

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